昨夜、スキップしながら歯を磨くみどみどに「危ないから座ってしなさい。」と注意した。
久しぶりに割り箸がのどに刺さって亡くなった子のことを思い出した。
そして今朝、このブログのアクセス解析を見ていたら、「わりばし、事故」での検索が多い。
わりばし事故に思うこと←2年近く前の記事なのに、なんで今頃??
・・・と不思議に、思ったら12日に遺族の訴えを棄却する判決があったんですね。
診察医師の過失認めず、遺族の請求棄却=男児割りばし死亡事故−東京地裁
東京都杉並区で1999年、杉野隼三ちゃん=当時(4つ)=が割りばしをのどに刺し死亡した事故で、医師が適切な治療を怠ったとして、父の正雄さん(56)らが病院を経営する学校法人杏林学園(三鷹市)と医師に総額約8900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。
加藤謙一裁判長は「頭蓋(ずがい)内損傷を予見することが可能だったとはいえない」として、遺族の訴えを棄却した。
遺族側は控訴する方針。
杏林大付属病院で担当医だった根本英樹被告(39)は業務上過失致死罪で起訴され、一審は過失を認定したが、死亡との因果関係を否定し、無罪とした。
民事訴訟では過失も認めず、遺族にとってはより厳しい判決となった。
加藤裁判長は、過去に同様の例が報告されたことはなかったとした上で、事故時に大量の出血もなく、医師は隼三ちゃん本人が割りばしを抜いたと知らされていたなどと指摘。
「割りばしが頭蓋内に入った可能性を考える必要があったとまではいえない」と述べた。
(2月12日15時31分配信 時事通信)
* * *
この遺族の方は、事故後に手記を出版していた。
「割り箸が脳に刺さったわが子」と「大病院の態度」 (小学館文庫)
新品はないようなので、もう絶版になっているのだろうか。
レビューは批判的なものばかり。
ネットでも責任転化だとか、かなり叩かれているらしい。
母親は仕事でお祭りに行っており、子供は見ていなかったとか、割り箸がささったことも他人に教えてもらって知ったとか、診察後に打ち上げで飲みに行ったとか・・・。
どこから得た情報なのか真偽のほどはわからないが、親の責任についての疑問と、今後の小児科医療への不安には同感。
医師の方のブログをいくつか読んだが、割り箸が残ってとは知らされておらず、CTをとっていてもわからなかったかもしれないとか、もしわかっても脳に刺さった状態では延命はできても助からなかった可能性は高い等、そしてこのようなことがあると今後の小児科医療は崩壊するかも、と書かれていた。
遺族の方が手記を出す場合、「今後このような悲しいことが起きないように・・・」という言葉をよく聞く。
以前も少し書いた気がするが、静岡で交通事故で子供を亡くし、加害者が自国に逃亡、犯罪者引渡しを求めて運動している方がいる。
ホームページもあり、活動の内容が紹介されており、そこにも『私たちのような悲しい遺族を出さないために・・・』という言葉がある。
しかし、本当にそう願うなら、一番効果があるのはチャイルドシートの着用促進の運動ではないか。
家族4人乗っていて、3人は軽症、チャイルドシート非着用だった子供だけ亡くなったのだから。
私も衝突されて車が大破したのに家族全員怪我一つしなかった経験がある。
私の従兄弟は衝突の衝撃で車が横転して大破したのに、同じく自分も子供もベルト着用だったため無傷だった。
事故が起きたあとの加害者の身柄拘束よりも、事故が起きないようにするのが重要なはずなのに、この事故に関わるテレビを見ても犯罪者引渡し条約のことばかりで、「チャイルドシート」という言葉は全く出てこなかった。
割り箸の事故にしても、医師を責めるよりも棒状のものを口に入れて歩かせないこと、子供から目を離さないこと。
そしてわたあめの棒をもっと危険性のないものに変えられないか、業者に訴えてみるとか。
そういった運動のほうが、今後のためになると思うんだけどなぁ・・・。
とはいえ遺族の感情としては自分の責任で子供が死んだというのは受け入れがたいことで、加害者への怒りで気持ちをまぎらわせるしかできなくて当然なのかな
しかし担当だった医師もお気の毒だ。
『この医師の今後の人生はめちゃくちゃだ』とどこかで書かれていたが、本当にそうなんだとしたら、産婦人科医についで小児科医まで足りなくなっていくのも仕方がないのかも。。。







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